就活生を抱える保護者の皆様へ

'20年6月19日 更新
 コロナ禍により、一年で最もキャンパスが美しいこの時節、一度も登校叶わぬご子女に心を痛めておられる保護者の皆様、心からお見舞いを申し上げます。とりわけ、現在、就職活動中のご子女を抱える皆様には、想定とはまったく違った展開に悪戦苦闘する姿を目にして、ご心配の種は尽きないかと拝察します。
 就職支援を担当するキャリアセンターでは、急遽、就職相談、セミナー、ワークショップをWEBに切り替えるなど考えつく限りの対応をさせていただいておりますが、WEBが対面を完全に補えるわけでもなく、迅速な対応ができたかどうか十分なご支援がかなわず、センターの代表として心からのお詫びを申し上げる次第です。
 例年、この時期には各学部の父母会等で直接お目にかかる機会もありますが、今年はそれもかなわないため、この場を借りて就職活動の現状報告をさせていただきますとともに、センターからいくつかのお願いをさせていただきたいと存じます。

1)2021年4月採用の現状

 本格的なコロナ禍が始まる前の2月段階までは、ここ数年の空前の売り手市場の勢いのまま、企業側も学生側も順調に採用活動・就職活動が推移してまいりました。そして採用広報解禁を機に、3月の第1週と第2週でキャリアセンター主催の企業セミナー(採用説明会)を950社を集めて開催する予定でしたが、折からの感染拡大予防の自粛要請が始まり、中止を余儀なくされる結果となってしまいました。これにより、早期から採用活動を始めていた企業とそうでない企業、そして夏のインターシップに参加していた学生とそうでない学生の二極分化が生じています。さらに移動制限が始まり、対面での面接できなくなり、オンラインを活用してWEB面接で採用活動を継続した企業と、コロナ禍の収束状況を見定めるため一旦、採用活動を停止した企業にも分化しました。加えて、この1か月の空白期間により、早期に就職活動を始めた学生と、少し出遅れた学生とで格差が拡大する結果となりました。
 結論から申し上げますと、6月9日に当センターで行った緊急調査では、早期に始めた1/3の学生が内定を得て就活を終了しましたが、残り2/3はまだ継続中で、その半分は内定を得た上での継続中、半分は内定なしでの継続中という状況であることが判明しました。

2)6月以降の状況

 4月に入り、京都府からの要請によりキャンパスの入構制限が始まりました。これにより対面での就職相談ができなくなったため、当センターでは面談を電話相談に切り替えました。さらには、企業側のWEB面接に対応するため、4月17日より、急遽、オンラインによるWEB相談を開始しました。そこでの主な相談内容は、面接が進んでいく学生のWEB面接対策と採用活動が中断し企業からの連絡が途絶えたという相談の二極分化した状態でした。
 例年とはまったく違う異例の展開に、当センターでは学生の状況把握のため、先の緊急調査を実施し、その結果を受け、同12日に「今、就活生にしてほしいこと」として、緊急メッセージを出させていただきました。他方「コロナ禍での就職活動中の皆さんへ」の特設ページを作成し、分断状況にある学生同士をつなぐオンライン「リモート交流会」を開始、小規模で行うオンラインのワークショップ、そして手持ちの採用継続中企業が減ってきた学生のために、中止になった企業説明会参加予定の950社への緊急問い合わせを実施、その結果を「採用継続中の企業」一覧にして学生の閲覧に供しています。
 そして、6月23~26日には先行して有力企業32社のオンライン採用説明会、7月には1か月にわたって採用継続中の大手企業約100社を対象にした第2弾の採用説明会を計画し、企業と学生の出会いの場を創出していく予定です。
特設㌻
リモート交流会
ワークショップ
オンライン企業セミナー

3)普段と変わらず

 以上がこれまでの就活概要でしたが、さて、ここからは保護者の皆様へのお願いです。
 就活生を抱えると、家庭は普段と違う雰囲気が漂います。特にうまくいっていない場合は空気感も重苦しくなります。そういう状況でもなるべく普段と変わらずに接してあげて下さい。
 6月中旬のこの時期、例年ですと就活は終盤ですが、今年の状況はまだ半分程度。大手企業でもまだ採り切れていない状況で「同志社大生ならこれからでもぜひ採用したい」と言う企業さんも数多くあります。今年はこの時期でも決して悲観する状況には至っていませんので、まずはこの状況をご理解ください。

4)じっくり話を聞く

 大学の授業はすべてオンラインで行われており、幸か不幸か下宿ではなく実家でご子女を見守れるのは幸いです。ご子女と最も多くの時間を過ごし、一番の理解者は企業の面接官ではなく、やはりご家族です。普段とは違う様子や不安感、焦燥感を見過ごさず、そんな時は、少し照れ臭いかもしれませんが、じっくり話を聞いてあげて下さい。普段は面倒臭がっていても、追いつめられた状況下では言葉にする局面も出てきます。まずは傾聴です。その後は、ついつい至らぬ点を指摘したり、解決策を提示したりしがちで、とても忍耐が要求されますが、まずは共感し、その上でご子女のよい点、優れている点を指摘してあげて下さい。それが面接ででればきっとうまくいくはずで、ご子女の表情もきっと変わるはずです。

5)キャリアセンターに繋ぐ

 とはいえ、保護者の方々が経験した20年前、30年前の就活常識が大きく変化しているのも事実です。同志社生の多くは何らかの周囲からの期待を背負っています。それが自負になる場合もあれば、重荷になる場合もあります。親も知っている有名企業と自身が魅力に感じる企業とのギャップもあります。結論を出すまでには心の整理も必要ですし、時間も必要です。でも最後に結論を出すのは当の本人です。出した結論はどうか信じて尊重してあげて下さい。
 そして、第三者の意見が必要になった時、ぜひ当センターでの相談を薦めてあげて下さい。就活で抱える課題や悩みも第三者に話すことで頭が整理できたりしますし、ご自身が気づいていない魅力やアピールポイントも客観的にお伝えすることができます。当センターでは学生向けにオンライン・電話の相談枠を1日54枠(35分)設けて有資格アドバイザーが皆様からの相談をお待ちしています。
そして、ご本人からお問い合わせいただくのが基本ですが、ご心配のむきは保護者の方でももちろん結構です。遠慮なくご一報ください。
(キャリアセンター所長 岩田 喬)
キャリアロゴ
 コロナ禍により、一年で最もキャンパスが美しいこの時節、一度も登校叶わぬご子女に心を痛めておられる保護者の皆様、心からお見舞いを申し上げます。とりわけ、現在、就職活動中のご子女を抱える皆様には、想定とはまったく違った展開に悪戦苦闘する姿を目にして、ご心配の種は尽きないかと拝察します。
 就職支援を担当するキャリアセンターでは、急遽、就職相談、セミナー、ワークショップをWEBに切り替えるなど考えつく限りの対応をさせていただいておりますが、WEBが対面を完全に補えるわけでもなく、迅速な対応ができたかどうか十分なご支援がかなわず、センターの代表として心からのお詫びを申し上げる次第です。
 例年、この時期には各学部の父母会等で直接お目にかかる機会もありますが、今年はそれもかなわないため、この場を借りて就職活動の現状報告をさせていただきますとともに、センターからいくつかのお願いをさせていただきたいと存じます。

1)2021年4月採用の現状

 本格的なコロナ禍が始まる前の2月段階までは、ここ数年の空前の売り手市場の勢いのまま、企業側も学生側も順調に採用活動・就職活動が推移してまいりました。そして採用広報解禁を機に、3月の第1週と第2週でキャリアセンター主催の企業セミナー(採用説明会)を950社を集めて開催する予定でしたが、折からの感染拡大予防の自粛要請が始まり、中止を余儀なくされる結果となってしまいました。これにより、早期から採用活動を始めていた企業とそうでない企業、そして夏のインターシップに参加していた学生とそうでない学生の二極分化が生じています。さらに移動制限が始まり、対面での面接できなくなり、オンラインを活用してWEB面接で採用活動を継続した企業と、コロナ禍の収束状況を見定めるため一旦、採用活動を停止した企業にも分化しました。加えて、この1か月の空白期間により、早期に就職活動を始めた学生と、少し出遅れた学生とで格差が拡大する結果となりました。
 結論から申し上げますと、6月9日に当センターで行った緊急調査では、早期に始めた1/3の学生が内定を得て就活を終了しましたが、残り2/3はまだ継続中で、その半分は内定を得た上での継続中、半分は内定なしでの継続中という状況であることが判明しました。

2)6月以降の状況

 4月に入り、京都府からの要請によりキャンパスの入構制限が始まりました。これにより対面での就職相談ができなくなったため、当センターでは面談を電話相談に切り替えました。さらには、企業側のWEB面接に対応するため、4月17日より、急遽、オンラインによるWEB相談を開始しました。そこでの主な相談内容は、面接が進んでいく学生のWEB面接対策と採用活動が中断し企業からの連絡が途絶えたという相談の二極分化した状態でした。
 例年とはまったく違う異例の展開に、当センターでは学生の状況把握のため、先の緊急調査を実施し、その結果を受け、同12日に「今、就活生にしてほしいこと」として、緊急メッセージを出させていただきました。他方「コロナ禍での就職活動中の皆さんへ」の特設ページを作成し、分断状況にある学生同士をつなぐオンライン「リモート交流会」を開始、小規模で行うオンラインのワークショップ、そして手持ちの採用継続中企業が減ってきた学生のために、中止になった企業説明会参加予定の950社への緊急問い合わせを実施、その結果を「採用継続中の企業」一覧にして学生の閲覧に供しています。
 そして、6月23~26日には先行して有力企業32社のオンライン採用説明会、7月には1か月にわたって採用継続中の大手企業約100社を対象にした第2弾の採用説明会を計画し、企業と学生の出会いの場を創出していく予定です。
特設㌻
リモート交流会
ワークショップ
オンライン企業セミナー

3)普段と変わらず

 以上がこれまでの就活概要でしたが、さて、ここからは保護者の皆様へのお願いです。
 就活生を抱えると、家庭は普段と違う雰囲気が漂います。特にうまくいっていない場合は空気感も重苦しくなります。そういう状況でもなるべく普段と変わらずに接してあげて下さい。
 6月中旬のこの時期、例年ですと就活は終盤ですが、今年の状況はまだ半分程度。大手企業でもまだ採り切れていない状況で「同志社大生ならこれからでもぜひ採用したい」と言う企業さんも数多くあります。今年はこの時期でも決して悲観する状況には至っていませんので、まずはこの状況をご理解ください。

4)じっくり話を聞く

 大学の授業はすべてオンラインで行われており、幸か不幸か下宿ではなく実家でご子女を見守れるのは幸いです。ご子女と最も多くの時間を過ごし、一番の理解者は企業の面接官ではなく、やはりご家族です。普段とは違う様子や不安感、焦燥感を見過ごさず、そんな時は、少し照れ臭いかもしれませんが、じっくり話を聞いてあげて下さい。普段は面倒臭がっていても、追いつめられた状況下では言葉にする局面も出てきます。まずは傾聴です。その後は、ついつい至らぬ点を指摘したり、解決策を提示したりしがちで、とても忍耐が要求されますが、まずは共感し、その上でご子女のよい点、優れている点を指摘してあげて下さい。それが面接ででればきっとうまくいくはずで、ご子女の表情もきっと変わるはずです。

5)キャリアセンターに繋ぐ

 とはいえ、保護者の方々が経験した20年前、30年前の就活常識が大きく変化しているのも事実です。同志社生の多くは何らかの周囲からの期待を背負っています。それが自負になる場合もあれば、重荷になる場合もあります。親も知っている有名企業と自身が魅力に感じる企業とのギャップもあります。結論を出すまでには心の整理も必要ですし、時間も必要です。でも最後に結論を出すのは当の本人です。出した結論はどうか信じて尊重してあげて下さい。
 そして、第三者の意見が必要になった時、ぜひ当センターでの相談を薦めてあげて下さい。就活で抱える課題や悩みも第三者に話すことで頭が整理できたりしますし、ご自身が気づいていない魅力やアピールポイントも客観的にお伝えすることができます。当センターでは学生向けにオンライン・電話の相談枠を1日54枠(35分)設けて有資格アドバイザーが皆様からの相談をお待ちしています。
そして、ご本人からお問い合わせいただくのが基本ですが、ご心配のむきは保護者の方でももちろん結構です。遠慮なくご一報ください。
(キャリアセンター所長 岩田 喬)
お問い合わせ先
キャリアセンター(今出川校地)
TEL:075-251-3310
FAX:075-251-3067
E-mail:ji-shshk@mail.doshisha.ac.jp

キャリアセンター(京田辺校地)
TEL:0774-65-7016
FAX:0774-65-7017
E-mail:jt-shshk@mail.doshisha.ac.jp